■ 金属を使わない治療CAD/CAMセレック治療
ワンデイ・トリートメント
CAD/CAM
Computer Aided Design / Computer Aided Manufacturing
CAD/CAMは精密工業界では約50年前、歯科界では約35年前に誕生しました。このテクノロジーにより世界全体で作成されたセラミックス人工歯はすでに3千数百万本を超えて、今や開花期を迎えております。日本の歯科医療への導入は遅れ気味ですが、近い将来ではこのCAD/CAM技術が歯の修復治療の主流となることでしょう。
1)光学印象
いわゆる型取りです。歯を削った後、3Dムービーカメラで撮影するだけです!
従来はベタベタした粘土のような材料を用いましたが、吐き気を数分間我慢しなければならない、口の周りが型取り材料で汚れるなど、嫌な治療のひとつでした。
セレックシステムの光学印象なら3Dカメラでの動画撮影だけなので無痛 & 短時間で完了します。
2)設計
3D動画のデータは最新セレックCADプログラムによって各患者さんに合せたオーダーメイド・デザインの人工歯へと加工されます。
3)精密加工
CADデザインデータはコンピューター制御の切削専用工作ロボットへと送られ、患者さんの歯に合わせてセラミック製ブロックが削り出されます。特に大きな症例は目黒区にある優秀な歯科技工所に外注しますが、通常は九段ブルー歯科の院内技工室にて作製します。
4)装着
90~120分後にはご覧のような白い歯が完成です。後は耐久性に優れた歯科用接着剤で装着するだけ。
5)オプション
特に審美性(見た目の美しさ)を追求しなければならないケースでは半完成後に患者さん固有の歯の形態や色に合わせ色付けをしたり、専門職である歯科技工士の協力の下でさらに特殊加工を施す場合もあります。
《メリット》
・金属アレルギーが起こらない。
・細菌が付きにくいので新たな虫歯が出来にくい。ドイツにおける研究では15年後のセレックで治療した人工歯残存率93%(金属人工歯の場合は68%)
・見た目が自然で美しい。
・短時間(短期間)で完了する。1~2本のケースならその日のうちに治すことが可能です。(ワンデートリートメント)
《デメリット》
・歯科健康保険で賄えない。(例外的に保険適用の場合もあります)ただし、コストダウンを図れますので、これまでの自費治療費より治療費を低減することができます。
・時に硬いのもを噛んだ際や、就寝中のくいしばりでセラミックが破折する場合があります。(保証期間あり)

