市ヶ谷の九段ブルー歯科

電話でのご予約・お問い合わせは
TEL: 03-6256-8241

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-24
トゥーラント88ビル2F

歯ぎしり治療のイメージ写真


歯ぎしり/噛みしめ治療

日本人で歯ぎしり/噛みしめ(くいしばり)癖を持つ人の割合は5割前後いらっしゃいます。昼間、仕事や勉強に集中している時間帯に無意識に噛みしめていたり、就寝中に歯ぎしり/噛みしめ(食いしばり)を行っている人も多数いらっしゃいます。

さて、正常な状態では1日24時間のうちで上下の歯がかみ合うトータルの時間数は約20~30分間程度と言われています。ところがこれらの習癖をお持ちの方は数時間、しかも相当強い力で噛んでいることになります。

どんなに硬い食物でも約20㎏の力で噛めますが、夜間就寝中では最大60㎏程度の力を出してしまう事があります。寝ている時には痛みの閾値が上がっているので起床時には痛くて噛めないような限度を超えたところまで力を込めてしまうのですね。

その異常な力により歯はもとより顎の骨、関節、軟骨、靭帯に負担がかかり次第に損傷していきます。また歯肉も血行障害を起こし退縮してしまいます。

【よくある症状】
・強く噛んだ時の歯の痛み
・冷たい飲み物にしみる(知覚過敏)
・歯ぐきが縮み歯の付け根が露出する
・歯の詰め物が外れる
・歯が割れる
・下顎の内側の骨が出っ張ってくる
・顎を動かすと関節が鳴る
・口を大きく開けられない
・顎の関節が痛む

【原因】
・ストレス
・咬合不調和
・逆流性食道炎
・呼吸中枢説
・遺伝子(セロトニンA 2受容体異常)説
・性格説
など諸説ありますが、一般的みはストレス説が有力です。2012年に畿央大学の佐藤隆教授が「噛みしめにより脳内にβエンドルフィンが産出される」ことを発見しました。βエンドルフィンはストレス中和ホルモンとして知られています。

【治療法】
下の写真のようなマウスピースをお作りします(健康保険適用)。軟らかいゴムのような素材から硬いプラスチックのようなものまで様々なタイプがあります。厚さ(1~3㎜)も症状に応じて選択します。

昼間はともかく、寝ている最中の無意識下での癖はご自身では治せませんので、このようなマウスピースを入れて歯と顎を保護する必要があります。(正式名称はナイトガード)

臨床写真 半蔵門・市ヶ谷の歯ぎしり防止装置

数か月間お使い頂くことで各種症状の軽減が見られます。その他、顎を動かす筋肉のストレッチングやマッサージ、自己暗示療法も有効な方法です。