市ヶ谷の九段ブルー歯科

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■予防歯科/メンテナンス治療
 ”予防に勝るものなし”


お口の中には約350~700種類、合計2,000億~7,000億個もの細菌が住んでいます。ヒトが誕生してから200万年、人類はこれらの細菌と共存していたという訳です。この中の特定の悪玉菌群が歯周病と虫歯の発生に関与しています。

ですので、善玉菌を含め700種類7,000億を完全に滅菌することが予防歯科の目的ではありません。また医学的にも不可能です。つまり歯周病や虫歯ができないよう細菌数を発症レベル以下に長時間キープすることが予防歯科という概念になるでしょう。

例えば歯周病でご説明しますと、歯周病菌は歯周病治療後その数を減らしますが、スウェーデンでの研究によりますと平均約14週間で元に戻ります。そのため患者さんご自身でホーム・ケア(歯ブラシ、歯間ブラシなど)を行って頂くにせよ歯科医院でのプロフェッショナル・ケアがどうしても必要になります。自身では直接観察することができない奥歯や歯の裏側、すき間がたくさんあるのですから無理もありません。

メンテナンスとメンテナンスの間隔はその患者さん特有のリスク条件で異なりますが、3ヶ月から6ヶ月毎のチェックとお手入れを繰り返すことがもはや先進国標準認識となっています。また、Pg菌という歯周病を起こす悪玉菌が住みついていたり、糖尿病等の歯周病リスクが高い患者さんの場合にはさらに頻繁なメンテナンスが必要になる場合もあります。

なんだか果てしなく治療が続くようで「うんざり」感が否めませんが、人類と共存している口腔内細菌は根絶困難ですので、継続的なメンテナンスはお口の健康を守る上で必要不可欠な要素だと考えられます。

昭和の時代までは何度も治療を繰り返し、挙句の果ては抜歯してブリッジや義歯を入れ、さらにそれらが壊れてまたまた治療のやり替え・・・のパターンが多かったと思います。その負の循環から抜け出すことが「予防歯科とメンテナンス治療」です。

具体的には1)歯周ポケットからの出血の有無確認、2)歯面や根面についているバイオフィルム(菌塊)の確認と除去、3)ブラッシングのチェックがキーワードとなります。

小児予防歯科では上記に加え、以下の対応を行っています。

4)フッ素塗布…フッ素を乳歯や生え始めの幼弱永久歯表面に塗り、歯質の強化を図ることです。

5)予防充填…シーラントと呼ばれる樹脂を虫歯の好発部位である小窩裂溝(歯の噛み合わせ部分の窪みや溝)に流し込み固めます。虫歯ができ易い場所を虫歯が出来る前に封鎖してしまいますので、乳歯は抜け落ちるまで、幼弱永久歯は成熟永久歯になるまで虫歯になるリスクを減らすことができます。(予防充填では歯を削ることはありません。)

特に、6歳臼歯 / 12歳臼歯と呼ばれる大臼歯(奥歯)の有無は高齢者のQOLにも影響する大切な歯ですのでしっかりと予防しましょう!





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