
■歯周ポケット検査
九段ブルー歯科での歯周病検査は
- 1) 歯周ポケット*の深さを測る
- 2) 歯周ポケットからの出血や膿の有無を調べる
- 3) 歯面の汚れ具合を記録
- 4) 個々の歯の揺れ具合を診る
- 5) 噛み合わせのバランスが悪くないか確認する
- 6) 付着歯肉**の幅を調べる
これらが主なところです。この中でも重要なのは1)と2)で、それぞれ歯周病で受けたダメージの程度、現在における歯肉の炎症の有無を検査しています。
歯周ポケット*と付着歯肉**は分かり難いと思われますので下図に示します。


付着歯肉が少なくなっていればその部位の経過は悪いと予測されますし、ケースによっては歯周外科手術の必要が出てくるかも知れません。
この検査に用いる器具はプローブと呼ばれる細い金属の物差しで先端部に目盛りが付いています。

このプローブを歯周ポケット全周に差し込み深さを測るのですが、軟らかく、しかも炎症を起こしている歯肉に強い力で差せば痛いですし、実際のポケット以上の深さまで沈み込んでしまいます。ちょうどニットのカーディガンのポケットを想像すると分かりやすいですね。ポケットの底を押せばいくらでも伸びていきます。そのため一定の弱い圧力で挿入できるよう歯科医師/歯科衛生士は学生時代から訓練を受けています。ちなみに正常な歯肉では1~3㎜程度です。
検査データはタブレットPCに記録され、患者さんの治癒経過の判断材料として用いられます。
